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ほうとうを食べよう

ほうとうは山梨県の名物のひとつです。味噌ベースのスープに太い平麺タイプのほうとうと、かぼちゃやさといもといった野菜類を一緒に煮込んだものですが、独特のもちもちぷりぷりした食感と、体の暖まるアツアツのコンビネーションはまさに病み付きになる味です。

ほうとうについてのうんちく

ほうとうははくたくの音読みだという説が定説になっています。はくたくは奈良時代の書物にもその存在が書かれていることから、相当に古いものであることに間違いはないでしょう。うどんに似た食べ物で、うどんと同じく中国から伝来したといわれています。最近では観光の宣伝用に武田信玄由来の料理ということまでいわれるようになってきていますが、諸説いろいろといったところです。ただし山梨で近世になって発展した養蚕の影響で、裏作による麦の栽培がさかんになったことも、ほうとうがここまで郷土料理として確固たる地位を築いた理由の一つでしょう。
現代におけるほうとうの基本は、鉄鍋に味噌ベースのスープ、太い手打ちのほうとう、具にかぼちゃ、にんじん、さといも、ぼごう、豚肉、はくさいといった食材を突っ込んで煮込むこと。とにかく愛量そろえて煮込んでしまえば、一応ほうとうになるんです。

ほうとう小作

ほうとう小作は、山梨県下は河口湖を入れて合計8店舗、これ以外にも長野県の清里と諏訪インターをおりてすぐの国道沿いにあります。合計10店舗という、ほうとう屋さんとしては最大のチェーン展開をしているお店ですが、お店の調理場スタッフや店内の係員の雰囲気はぼくとつとしていて、いい意味で河口湖ずれをしていないと思います。
ちょうど真向かいに、ライバル点であるほうとう不動がありますが、味の点では洗練されていない大雑把な味付けと、かぼちゃなどの野菜のおおぶりなカットといった点で、小作のほうがよりオリジナルに近いという感じがします。

ほうとう小作のメニュー

ほうとう小作は、特にメニューの豊富さが、ほかのほうとう専門店にない特徴かもしれません。基本のかぼちゃほうとうから始まり、豚肉、鴨肉、きのこ、そしてしまいには缶詰でしかお目にかかったことのない熊肉、すっぽんといった変わり種までいろいろあります。さらにほうとう以外の定食もの、おそばなどといった、ほうとう以外の食べ物も一通りはあるんです。
こうしたバラエティにとんだメニューのなかでも、やはり真っ先に注文したいのは、基本中の基本、かぼちゃほうとうでしょう。おおぶりの野菜類と、野性味あふれるほうとうはまさにほうとうらしさがいっぱいで、寒い冬だけでなく、暑い夏でもつい食べたくなる味なのです。